プロローグ
朝になったのだろうか、雀の鳴き声が聞こえる。と、同時にいつもの目眩がする、頭痛がする、胃の中は空っぽなのに、吐き気がする。脳を直に握りつぶさんとしているようだ。今日もまた泣きながら、誰にも聞こえないようつぶやく
「朝なんて来なければいいのに」
僕は引きこもり。いつから、なんでかは分からない、気がついたら当たり前のように布団で1日を過ごしていた。そして当たり前のように朝がくると、死にたくなる。
そんな僕が生きていられるのは、家族のおかげ。無条件に僕を愛してくれる、家族のおかげ。そろそろ愛しい家族がやってくる時間だ。涙を拭いて笑顔をつくろう、家族にこれ以上心配心配かけてはいけない。
スポンサードリンク


この広告は一定期間更新がない場合に表示されます。
コンテンツの更新が行われると非表示に戻ります。
また、プレミアムユーザーになると常に非表示になります。